きのこ仲間が言うには今年は余りよくないとのこと。
しかしながら例年よりも夏場の降水量が多かった今年は
地温や気温の条件が整えば晩秋になって大発生する可能性も
あると読んで出かけてみた。
毎年足を運ぶきのこ山も最初の数十分の森の散策でその年の
状況が把握できるようになってきた。
森に入って30分以内に松茸を見つければ、例年並みと言える。
それ以上かかる時は松茸どころかごく普通に見られるベニタケ等も
姿を消しているケースが多い。
結果から言うと今年は当たり年だったと思う。
昨年ほどの一カ所での菌円は見られなかったが、それでも一度に数本
見つかる場所が多く重量級の松茸が多かった。
おそらく10kgくらいは採れたのではないかと思う。
もっとも傘の被った上質なものは僅かであったが、家族が嫌になるほど
食べることは出来そうだし、ご近所に振る舞える量は確保できた。
というか採りすぎたような気がする。
ショウゲンジもたくさん見つけることが出来たのだが、
傘の開ききった個体が多く、無理して採取することも無かったので
なるべく状態のいいものだけを採ってきた。
今年はシメジ類が豊富だった。
埃っぽいが歯切れの良いきのこで鮮やかな色合いのムラサキシメジも
今年は多かった。
採れる場所で若干の味の違いがあるのだろうか?某が通うきのこ山では
このムラサキシメジは埃っぽさは一切しなく汁物には最高のきのこで
あるのだが、松茸を最優先したために今回も(毎年)写真に収めるだけに
した。
キシメジも多かった。
しかしながらキシメジは今では毒扱いになってしまっている。
キシメジについては独自の見解があるのだが、それについてはまたの機会に
述べるとして、キシメジも写真に収めるだけであった。
他には食菌のアブラシメジ、そして毒扱いのネズミシメジや
ヒョウモンクロシメジ等が大量に出ていたが、やはり松茸と比べると
割愛の対象となってしまう。
例外はやはりこのハナイグチである。
これだけは毎年欠かさず採取する。しかし今年は数が少なく、
みそ汁、醤油漬け、うどんの具材として活用するには少し少なく
ドラヤキタケをついでに採取した。
どら焼きにしか見えないが、これはアミハナイグチである。
ハナイグチ同じくぬるぬるツルツルした食感は良いのだが、ハナイグチの
シャキッとした肉質ではないのが少し残念なところである。
某が入るきのこ山ではヒラタケよりスギヒラタケが圧倒的に多い。
とても美味しそうなのだが、スギヒラタケも今では立派な毒菌である。
二年か三年に一度大発生するナラタケの今年は小規模なもので、
しかも傘の開ききった老菌が多かった。
しかし探してみると
饅頭型の可愛い幼菌が折り重なるように発生しているのを発見した。
とりあえず良いものだけを採取した。
今年のシロアンズタケは数は例年並みだったのだが、雨に打たれて
すこしズブズブしたものが多かった。
それでも毎年味わいたいきのこなので状態の良いものだけを
頂いてきた。
久しぶりにクロカワに出会えた。
某の好きなきのこで、通常なら一カ所にに数本生えているはずなのだが、
単発だった。
大量だったきのこ狩りで、松茸がメインで他にハナイグチ、アミハナイグチ、
ナラタケ、ショウゲンジ、アンズタケ等を手に入れた。
帰宅してからはきのこの選別や掃除で大忙しとなる。
随時それらの料理を紹介していこうと思う。
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