2011/10/11

クロカワの炭火焼

先日のきのこ狩りの際に採取したクロカワです。
クロカワは名前のとおり黒くて目立たないです。
学名がBoletopsis leucomelasとなっているが、北米でも特にカナダの
菌類の図鑑には載っていないものもある。よって英語による俗名が
存在しない。
ヨーロッパや日本のきのこに詳しい図鑑にはBoletopsis leucomelas
学名でKurotakeという表記で紹介されていた。
専門書にもクロカワとかロージと日本では呼んでいると
人ごとのように記述されているし、味もおいしいが苦いと説明
されている。
手のひらサイズのちいさなクロカワだったので虫食いも無く
管孔や柄も真っ白であったが、採取して家に持ち帰ったら色が
黒くあせてきた。
やはり痛みやすいきのこなので採れたらすぐに料理したほうが良い。
クロカワといえばやはり炭火で焼くのが一番だ。
とてもしっかりした実で歯ごたえも良いし、ほろ苦さが最高だ。
残念ながらというか嬉しいというか家族の者はみなこのクロカワが
苦手だ。
なのでひとりでこのクロカワを平らげる。
素焼きでレモンやスダチをかけて食べるも良いし、
しょう油やショウガしょう油を付けて食べても良い。
たくさん採れた事が一度も無いので保存の効く佃煮にもしてみたいのだが
まだ試した事はない。
やはり旬のものは素材の良さを生かす食べ方が一番だ。
クロカワのためだけに炭火をおこしてみたが、まだまだ火があるので
ついでにするめも焼いた。
先ほどからのクロカワは日本酒にとても合う。
日本酒はなかったので代わりに焼酎のお湯割りの肴にしていたが
とにかくクロカワは酒飲みには最高の食材だ。

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