松茸焼き、ホイル焼き、松茸ご飯にお吸い物、茶碗蒸しに天ぷら、
すき焼きや寄せ鍋とありとあらゆる献立が数日間続いた。
家族も今日くらいはハンバーガー等が良いときのこを敬遠しだす頃である。
たくさん採った松茸の中でも形の悪いものや虫食いに侵されているもの、
劣化して茶変してきたものは早めに食すか小さく裂いて佃煮にして
保存している。
とにかく大量の松茸で、我が家にある一番大きな寸胴鍋に満タンになるまで
松茸が入った。水に浸けてまずは虫出しを行う。
何度も何度も洗う。
洗う度に鍋の底に出てきた虫を取り除く。
加熱すれば問題ない虫なので、そこまで神経質に取り除く必要はないのだが、
見た目が気持ち悪いのでなるべく取り除くようにしている。
一煮立ちさせると徐々に嵩が減ってきて幾分調理しやすくなる。
初めの煮汁は出汁昆布で取った煮汁で松茸からもアクがでてくるので
それをすくい取る。
よく見るとアクの中に洗いきれてなかったゴミや松葉も浮いてくるので
それとともに上手に取り除く。
出汁用に取った昆布は小さく刻んで再度鍋に投入して佃煮する。
調味料はしょう油、砂糖、みりん、酒だけである。
長期保存するなら濃い目に煮付ければ良いし、松茸の風味を残すなら
少し薄めに仕上げても良いし、その辺は各人の好みで良いだろう。
煮詰まってくると鍋底が焦げやすくなるの弱火で時々かき混ぜながら
煮詰めていく。
自家製ジャムやピクルスを作るとき用の瓶を煮沸消毒して瓶詰めする。
かなりの量が出来上がり、自宅で消費する分としても多すぎるし、
知人友人にバラまいてきた。
煮付ける濃さにもよるが冷蔵庫で2、3ヶ月は保存できる。
酒の肴として松茸の佃煮を良く食べていたが、これをこのまま
炊き込み御飯の具材として利用するとなかなか美味しいものが出来る。
いろんな人に食べさせてみたが佃煮より炊き込み御飯として
使ったほうが評判が良かった。
かなり時間をかけて松茸を洗ったり煮付けたりとしたに
なんともへんな結果になってしまった。
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