きのこ狩りに行って 少量であってもいつも必ず持ち帰るのが
このハナイグチである。
理由はただ一つ、旨いからである。
毎年必ずと言っていいほどハナイグチのみそ汁を頂く。
傘の部分のヌメリと柄の部分の歯ごたえが絶妙だ。
ハナイグチに限らずイグチの類いは採取後すぐに変色しだし、
痛みやすいのが特徴だ。
なので朝早くきのこ狩りに出かけて夜遅く帰宅しても、下処理等で
やるべきことはたくさんある。
そういう理由でハナイグチは最近は一食か二食分しか採らないようにして
その分他のきのこの処理に追われたりしている。
塩漬けや冷凍保存もあるが、やはり旬のものを頂くのが最良なので、
今回もみそ汁に使ったほかはおろし和えと醤油漬けにしただけである。
まずはきれいにゴミ等を取り除いたハナイグチを湯がく。
冷ましてこのまま冷蔵庫に保管しても数日は大丈夫だし、
このまま冷凍することも出来る。
今回は数が少ないので醤油漬けにした。
酒、醤油を1:1の割合で沸騰させた中に先ほどのハナイグチを入れる。
某はいつも酒、醤油の他に市販の液体濃縮の麺つゆを少量入れる。
そして瓶詰めにする。
こうしておけば数週間は冷蔵庫で保管できる。
しかし数週間も冷蔵庫で保管したことは一度もない。
なぜなら
あまりにも旨いからである。
傘部分のヌメリは僅かに残り、そして独特の歯ごたえは健在で、
某が酒の肴用に取っておいたものは夕食の食卓の引き出されて
すぐに無くなる。
いつも思うのだが、最後のきのこを食べ尽くした時に
「もっと採ってれば良かった」
「もう一度きのこ狩りに行こうか」
「冷凍してストックしておけば良かった」
などといろいろ後悔して来年のきのこシーズンまで待つことになる。
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