2012/05/22

わらびとこごみ採り

5月になると里山にもようやく遅い春がやってきます。
毎年恒例で出かける隣のBC州に春きのこと山菜を
探しに出かけました。
5月中旬より安定して山菜やきのこが見つかるはずなのに、
今年はすこし雨の量が少なかったのと最低気温が平均より
少し低いようで、念願のアミガサタケは見つかりませんでした。

どんなに調子が悪いときでも必ず見つかるアミガサタケが
たったの1本も見つからなかったのは数年ぶりです。
しかしシャグマアミガサタケはやはり某のシロにたくさん
発生していました。
美味しいきのこであるシャグマアミガサタケではあるが、
猛毒菌で解毒に神経を使うし、仮に上手に解毒できても
家族も誰も食してくれないので、最近は写真にその姿を収めるだけである。
きのこと違い 山菜類はこれでもか!というくらい至る所に発生していて
時期が早くても遅くてもその調度いい具合のものが必ずある。
写真のわらびはあく抜きがすこし面倒だが、食してみると
「あぁ、やっぱりたくさん採っておいて良かった」
といつも思う山菜です。
数年前より効率よく採れてしかも極太がそろうわらびのシロを
見つけたので、良いものばかりを厳選して6kg近くも採ってきた。
ちょっと多かったかな?とも思うが、ご近所や知人に配ると
すぐに無くなってしまう。
人の背丈くらい大きく成長したこごみも、まだまだこれから
発生しそうな株がたくさんあって、ついつい夢中になるくらい
採ってしまう。
今回もたくさん採れた。もっとたくさん採れるのだが、
掃除が面倒なので1kgちょっと採っただけに終わった。

カナダのこごみは日本のそれと少し違い 可食部分のあたりに
黒い汚い髭がたくさん生えている。
しかし成長した姿を見るとこごみと呼ばれる通称クサソテツに
そっくりでもある。

まあこういったぜんまいやこごみの類いはこちらでは
すべてフィドルヘッドと呼ばれている。
フィドルヘッドというのはバイオリンの例のあの先の部分に
形状が似ているのでそう呼ばれるようになったとか・・・。

こちらのこごみは掃除こそこの黒い髭を取るのが面倒だが、
あくがほとんどないので、便利な山菜でもあります。

今年もわらびとこごみがたくさん採れて良かった。
残念なのはアミガサタケが少しも採れなかったことだ。
しかしもう数週間後には自分の住む里山にもアミガサタケが
発生してくるので、楽しみです。




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