2012/07/09

7月のキンチャヤマイグチ

某は7月にはあまりきのこ狩りに行かない。
なぜなら森は蚊の巣窟になっていて、腕を出していたら
その腕の形が変わるほど蚊に血を吸われることになる。
まあ、虫除けを付けていけば済むことなのだが、
山道を歩くと汗をかいて虫除けスプレーの散布が流れ出し、
効果のなくなった肌にまた容赦なく襲いかかってくる・・・。
まあ、さらに虫除けスプレーを散布すれば済むことなのだが・・・。
6月中旬から雨が多く、春きのこには遅かったが、ヒラタケには
ベストな状況で雨が降ったにもかかわらず、再び森は乾燥しだした。
少し干涸びたヒラタケが数個発生していただけでした。

ヒラタケはシーズンも長いし、まとまった雨が続いた数日後には
また発生していたりするので、今回はあきらめることにした。
そのかわりキンチャヤマイグチが出ていた。
老菌もあったが若いやつもあり、久しぶりにあの食感を楽しむために
何本か採取した。
わずか一時間ばかりの散策でしたが、食べごろのキンチャヤマイグチを
7本ほど持ち帰った。
もっと探せばもっと見つかるのだが、このきのこは引っこ抜いたとたんに
変色が始まり、傘裏等は汚くなって食べるのにあまり格好が良くない。

なのである程度採ったらすぐに持ち帰って、食するのが一番だ。
またあのコリコリの食感が楽しめると思うとよだれが出てきそうだ。

2012/07/05

シロヌメリイグチとハナイグチ

今年はとにかく晩春から初夏にかけて雨が多いようだ。
隣のブリティッシュコロンビア州のとある州立公園でみかけた
シロヌメリイグチである。
辺り一帯にたくさん発生していたが、州立公園内は採取禁止なので
今回は写真を撮るだけにした。

某の住む里山周辺では雨量が多い時に限り初夏から稀に
シロヌメリイグチを見かけることがあるが、同じ頃にキンチャヤマイグチの
発生があり、そちらをついつい採取してしまう。

それにしてもたくさんのきのこが生えているところだった。
他にもたくさんのイグチの仲間やテングタケの仲間等が確認できた。

シロヌメリイグチもとても美味しいきのこではあるが、
某がよく出向く山には秋に多くのシロヌメリイグチが見つかる。
しかし時を同じくして某の好きなハナイグチが発生する時期でもある。
もしやと思い、周辺をくまなく探してみると、少し反り返り大きく成長した
ハナイグチがあった。
秋に見かけるハナイグチでこれほどまでに成長すると、いつも虫が入り
採取はしないのだが、虫食いもなく立派なハナイグチであった。

正直なところ、持ち帰りたい気持ちではあったが、たまたま見つけた一本で
他には見つからなかったし、何よりここは州立公園内なので、
目で美味しく頂いただけにした。

この調子だと今年の夏きのこはかなり調子が良いような予感である。
なんとか時間を作って山に入りたいと思った。