2011/10/11

きのこ狩り 10月

久しぶりにきのこ狩りに行ってきた。
そろそろ松茸のシーズンなのだが、今年は雨が少ないようで
あまり数が期待できないようである。

思ったとおり某がよく行くきのこ山は少し乾燥気味で、
きのこの発生自体が少なかった。
食菌に限らずありとあらゆるきのこを発見できるのがきのこ山の
楽しみだったのに、ぜんぜんきのこが見つからない。
松茸のシロも数カ所回ったがどこにも見当たらない。
なんとかハナイグチを見つける事ができた。
ハナイグチは一カ所大量に出るシロがあったのだが、そこでは全く
見つからず、他の場所で20本程度見つけただけである。
通常はハナイグチは松茸よりも少し前から発生しだして、
形の良い幼菌をたくさん採る事ができるのだが、10月初旬で
この型と量だと少し時期が早かったように感じる。

しかしこの時期にはすでにショウゲンジ等も数多く採れる所だが
今回は全く見つける事ができなかった。
昨年初めて見つけたクロカワのシロに行ってみたら、まだ小さいが
上質のクロカワが二枚採れた。
某はこのクロカワが大好物だ。
クロカワが採れると松茸よりかなりテンションが上がる。
周辺をくまなく探したが、この二枚しか見つからなかった。
松茸が不調な時にクロカワが採れただけでも大きな収穫である。
それなりに多く発生が確認できたのがアンズタケである。
北米のアンズタケは少し白くてシロアンズタケと呼ばれている。
しかし香りも立派に杏の香りがしてフランスではジロールと呼ばれ
とても有名だしとにかく欧米人には人気のきのこである。

アンズタケは某がよく行くアンズタケ山があり、巨大なシロを
形成しているので、そちらに向かいアンズタケを集中して採取した。
今回は本命の松茸がかなり少なく、クロカワは採れたものの、
全体的に少ない収穫だった。
しかしアンズタケだけはたくさん採れたので、これから数日間は
アンズタケ料理で楽しめそうだ。

本当はもっと採れたのだが、老菌や幼菌はそのままにして型のよい
食べごろサイズだけを採取してきた。
まだまだあったがいつもごとく自然の恵みに感謝なので
袋にいっぱいになった所で帰途についた。

とにかく雨が少なく、このままいくと全くきのこが出ない年に
なりそうだったが、シーズンに入ってから降雨が徐々に増え
何とかきのこが発生したような感じである。

今年は春にたくさんの春きのこを採取して上機嫌だったが
秋のシーズンではもう一歩という結果になってしまった。
通いつめればもっと出てくると思うが、仮に採れたとしても
食べ残してしまうかもしれないので、もしきのこを食べ尽くしたら
また出かけようと思う。



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